2011年2月16日掲載

受動喫煙ファクトシート 2

敷地内完全禁煙が必要な理由


NPO法人 日本禁煙学会(理事長 作田学)
〒162-0063 東京都新宿区市谷薬王寺町30-5-201
http://www.nosmoke55.jp/
2010年12月



はじめに

 タバコを吸わない者は、受動喫煙によって大きな健康被害を受けます。 他人の行為で自分が病気になったり命を落とすようなことがあれば、普通は犯罪です。食の安全然り、交通事故然り、アスベスト汚染然り…。

 では、日常生活で出会う「普通の」受動喫煙、つまり、喫煙者と結婚したとか、職場が禁煙でないというレベルの受動喫煙の暮らしを一生続けるとどれくらい命を奪われる危険があるのでしょうか?1~2時間飲食店などで濃厚な受動喫煙に見舞われた後、急死する可能性はあるのでしょうか?受動喫煙に安全レベルはあるのでしょうか?屋内や敷地内完全禁煙なんて行きすぎだ、分煙で十分なのではないか?など、いろいろな疑問を持ちつつ、すっきりしない気持ちで毎日を送っている人が多いことも事実だと思います。

 このファクトシートは、受動喫煙で殺されるリスクを示し、ごくわずかの受動喫煙を放置するなら、食の安全、アスベスト汚染、ダイオキシン汚染など他の環境汚染、生活汚染対策を行う意味が全くなくなることを論証して、敷地内完全禁煙が唯一法の下の命の平等を保証する対策であることを示すために作成しました。言葉の説明などややこしいことが多いですが、辛抱して精読いただきたいとおもいます。

 科学的証拠に基づいた内容にするため、本ファクトシートに示したデータには出典を明示してあります。

(作成者:松崎道幸:日本禁煙学会理事)



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受動喫煙ファクトシート 2 敷地内完全禁煙が必要な理由
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参考

受動喫煙とおとなの健康:ファクトシート(第1版) (禁煙会誌第4巻第2号(2009年3月)掲載) はこちらをクリックして下さい(HTMLファイル)
受動喫煙とこどもの健康:ファクトシート (禁煙会誌第5巻第1号(2010年3月)掲載) はこちらをクリックして下さい(PDFファイル1,419KB、5ページ)