無煙テレビ大賞 
2010年10月5日掲載 2014年4月30日更新
画面にタバコやタバコの煙が出ないことや、PP※1としてのタバコも登場しないことを考慮して選考し、随時掲載します。喫煙シーンが多かったりタバコを賛美するもの、演劇中に喫煙※2し観客に受動喫煙の危険を及ぼす作品は「汚い灰皿賞」として掲載します。
PP:プロダクト・プレイスメント(Product Placement)とは広告手法の一つで、映画や テレビドラマの劇中において、役者に特定の商品を絡ませるやり方。現在はCM飛ばし等の流行により、テレビ番組だけでなくCMの効力そのものが急降下している為、新たな宣伝手段として日本でも活発化し始めた。P.P.とも呼ばれる。(Wikipediaより
※2ネオシーダーも一酸化炭素やニコチン・タールを発生するためここに含みます(参考サイト

受賞作品 受賞理由
無煙テレビ大賞 (2014年4月)
 BS朝日「アウトドア・ロックンロール〜サラリーマン転覆隊が行く」
 主演・原作 本田亮

 現在は新シリーズで放映中です。原作には脇役がタバコを吸う場面が1か所ありますが、放映された中ではタバコの灰皿、タバコ、タバコの煙は出ませんでした。また、禁煙の表示が映像の中に出てきました。
 ハイテンションで大自然に親しむ素晴らしい番組であり、すべての人に見ていただきたいと思います。ちなみに原作は広告代理店D社の関係者の実話でありました。

汚い灰皿賞 (2014年4月)
 NHK「にっぽん縦断 こころ旅」
 主演 火野正平

 2011年2月14日からNHK BSプレミアムで放映されています。
 ところ構わずタバコ、ライター、タバコの煙が出、まさに汚い灰皿賞にふさわしい番組です。子どもたちも見る、この番組に、野放図にタバコの映像を垂れ流す事は許される事ではありません。
 公共放送がこの様な番組を放映するのはタバコ規制枠組条約(FCTC)第13条の趣旨に反しています。
http://www.nosmoke55.jp/data/cop3_13_200811.pdf


受賞作品 受賞理由
無煙テレビ大賞 (2013年4月)
 フジテレビ「ビブリア古書堂の事件手帖」
 キャスト 剛力彩芽、AKIRA、高橋克実、
      田中圭、鈴木浩介、北川弘美、
      水野絵梨奈、トリンドル玲奈、
      内藤理沙 ほか
 脚本  相沢友子 ほか
 演出  松山博昭、宮木正悟
 プロデュース 小原一隆、藤野良太

 喫茶店の場面も多かったのですが、あるいはバーの場面でも喫煙する人は誰1人としていませんでした。これはすでに世界では当たり前の光景ですが、我が国も批准しているタバコ枠組み条約をきちんと守ったとも言えます。
 主演の剛力彩芽さん、またAKIRAさん、高橋克美さんには、これからもPM2.5を心配する必要のない、良い番組に出られることを期待しております。

汚い灰皿賞 (2013年4月)
 BS-TBS「吉田類の酒場放浪記」 
 出演者 吉田類(イラストレーター・俳人)

 受動喫煙が野放しの酒場が堂々と放映されている。
 酒場の壁がタールで汚く汚れ、従業員の女性も受動喫煙を浴び放題である。全世界で行われている現在の受動喫煙対策の状況からはるかに遅れた現状を映し出している。
 このような映像をだらだらと放映することは、犯罪的である。


受賞作品 受賞理由
無煙テレビ大賞 (2010年10月)
 日本放送協会「ゲゲゲの女房」
 主演   松下奈緒
 政策統括 谷口卓敬
 脚本   山本むつみ

 灰皿は出ていたものの、喫煙シーンは喫茶店の場面でも、編集部においても一度も見られず、子どもたちも安心して見ることができました。朝の連続テレビ小説として、永遠に残るであろう傑作でした。

演劇 汚い灰皿賞 (2010年10月)
 劇団 エイコーン 
 演目 欲望という名の電車
 演出 加来英治
 主演 栗原小巻

 健康増進法第25条およびタバコ規制枠組み条約第8条で喫煙を禁じられている劇場の内部で役者に喫煙をさせたため、多くの観客が観劇中に咳き込むなどの受動喫煙症状を生じた危険な公演でした。


受賞作品 受賞理由
無煙テレビ大賞 (2009年)
 日本テレビ「赤鼻のセンセイ」
 主演 大泉洋
 脚本 土田英生ほか

 熱血漢の教師が、長期入院のために学校へ通えない子供たちの院内学級で活躍するストーリー。喫煙場面は全くなく、「禁煙マークのポスター」も掲示されていた。感動の名作である。

汚い灰皿賞 (2009年)
 TBS「官僚たちの夏」
 主演 佐藤浩市
 原作 城山三郎
 脚本 橋本裕志

 敗戦後の昭和30年代の通産官僚と産業界の奮闘を描いたドラマ。主人公を含めた官僚のほとんどが場所を選ばず喫煙し、多くの場所に灰皿が置いてある。喫煙を美化される恐れがある危険なドラマである。


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